エンボス加工、デボス加工ってなに?
エンボス加工、デボス加工のなにがいいの?
エンボス加工(デボス加工)シールを作る時に気をつける事は?
今回はそんな疑問にお答えしたいと思います。
1.エンボスシール(エンボス加工)、デボスシール(デボス加工)ってどんなシール?
エンボスシール(エンボス加工)とは?
エンボスシールとは、シール紙に型押しをし、模様や文字を浮き上がらせる加工を施したシールのことになります。
デボスシール(デボス加工)とは?
上記のエンボス加工とは逆に、模様や文字を窪ませる加工を施したものをデボス加工、デボスシールと呼びます。
浮き上がらせるか、へこませるかで名前が変わるのですが、大概はエンボス加工の名前で
まとめられて呼ばれることが多いのでエンボス加工と覚えておけば大丈夫でしょう。
2.上品でオシャレな雰囲気を演出するのにばっちり!
エンボス加工は紙に凹凸で文字や模様をつける加工ですので、凹凸による陰影や、触れた際の優しい立体感で文字や模様を感じることの出来る仕上がりになり、素材を活かした上品で特別感のあるものを作ることが可能です。
穏やかながら瀟洒な雰囲気を醸し出す、そんなシールとしてお使いいただけます。
- 結婚式の招待状や席次
- 洋菓子店のお菓子のシール
- ブランドショップの紙袋 など
それぞれ品がありながらも華やかな場面での活躍が多いエンボス加工(またはデボス加工)をシールに施し、商品の印象をワンランクあげていきましょう。
3.エンボスシールを作るための注意点
エンボス加工(またはデボス加工)は、どんな素材でも活かせる、というわけではありません。
その作成工程においてエンボスがきちんとかかるもの、そうでないものがあります。
エンボス加工(またはデボス加工)に向いている素材
- ホイル紙(金や銀などのアルミホイルのような質感を持つ紙)
- 和紙
- 上質紙
などの厚みがあり、反発しない素材が向いています。
エンボス加工(またはデボス加工)に向いていない素材
- ユポ紙
- PET紙
などのいわゆる「フイルム素材」は押し込んでも戻ってしまう性質を持つため
模様や文字がきちんと形にならず、不向きといえます。
また、加圧による印字や模様出しですので、ホイル紙や和紙などの厚い紙でも、あまりに細かい線や文字などは潰れやすく不向きと言えます。
4.自作は可能?エンボス加工(デボス加工)!
紙に版をあてて圧を加えることで行われるエンボス加工(またはデボス加工)。
決して自作不可能ということはなく、印字したい版を用意し、エンボス加工に適した紙材であれば自作で圧を加えることも可能です。
しかし均一に圧を加えねば綺麗な仕上がりにはならず、文字や模様がきちんと印字されなかったり、逆に圧を加えすぎて潰れてしまうこともあります。
またいくつもの数を手作業でこなすには労力があまりにもかかりますので、数が必要であるならばきちんとした仕上がりのものを作製したいものですね。
5.印刷と併用でさらに効果的に
紙に版をあて、加圧することで行われるエンボス加工(またはデボス加工)ですが、それだけではなく、印刷とともに加工を行うことも可能です。
それにより、特に際立たせたいものをわかりやすくするように印刷し、模様などをエンボス加工にするなどの色んなアプローチを可能にします。
その際は色数を少なく抑えるとごちゃつきが出ず、バランスの良い商品が作製できるはずです。箔押しと併用してさらに高級感を出すのも有効だと思います。
わかりやすさと、シンプルな上品感、どちらもともに組み込んでさらなる商品の魅力アピールに役立てていきましょう。
6.価格はどの程度?
エンボス加工のみ、箔押し併用、印刷有りで何色使用するかなどで変わってきますので見積を立ててみるのがわかりやすい手段になります。
7.どのくらいの期間で作れるのか?
だいたい10日程度で作製出来ますが、その時の依頼先の状況にもよるので期間は前後することがあります。
8.まとめ
エンボスシール(エンボス加工)、デボスシール(デボス加工)についてお役立ちできたでしょうか?
通常の印刷ではない、また違ったアプローチとして商品アピールに一役買う存在。
それがエンボスシール(またはデボスシール)なのです。
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